この港川人骨は、2月末まで、東京大学総合研究博物館の冬季特別展示『デジタル・ミュージアム』でQTVR Object Movieを使った考古資料の全周画像データベースと一緒に公開されています。港川人骨は、沖縄で発見された日本列島では最古の化石人骨で約2万年以上前のものと推定され、先史人類学上、極めて貴重な学術資料です。他の古人骨・化石人骨、縄文・弥生・古墳資料なども含め、実物資料をご覧になりながらデータベースにアクセスし、QTVRムービーでその全周に眼を通してみませんか?。
情報化社会の急速な発展に対応し、博物館・資料館にあってもその収集整理展示の在り方等について、今、各所であたらしい試みが始まっています。東京大学総合研究博物館にあってもそれは例外ではなく、大学博物館として今日のマルチメディア技術がいかに活用できるかについて色々な角度から研究が進められているようです。今回の特別展示『デジタル・ミュージアム』は、その試行実験の一部を公開し、より広い視野のもとで博物館の将来の在り方について模索しようとするものであるとおもわれます。
会場では、バーチャルレリティー、インターネット、三次元画像解析、音響シミュレーション、対話型全周画像データベースなどの技術展示が実物資料と合わせて一挙に公開される予定になっています。是非、一度、ご覧になってみてはいかがでしょうか。
3・4階の常設展示コーナーでは、イコノテク(画像情報整理棚)プロジェクトの実験展示として総合研究博物館収蔵の『化石人骨・古人骨資料』と『縄文・弥生・古墳資料』約100点とそのQTVR全周画像データベースが公開されます。全周画像データベースには、各資料ごとに高精細静止画像とQYVR Object Movieが2点づつ登録されており、来場者は用意されたマッキントシュを介して自由に目的の資料を検索、回転表示することができます。